中古複合機の保守をしてもらうのにかかる料金

保守をしてもらうのにかかる料金

中古複合機を購入したときに保守契約をするとどの程度の料金が請求されることになるのでしょうか。

契約先としてメーカーや販売店が代表的ですが、それぞれでかかる料金に違いがあります。
購入する中古複合機の機種によっても違いがあるので、購入前に保守についてよく調べておくことが大切です。

そのための基礎知識として、中古複合機を手に入れたときに保守にかかる料金についてどのような状況があるのかを把握しておきましょう。

目次

1.メーカーから保守を受けられる場合

メーカーから保守を受けられる場合
複合機を購入したときにはそのメーカーと保守契約を結ぶことによって点検や修理などの対応をしてもらうことができます。カウンター保守契約スポット保守契約が典型的なものですが、モノクロ複合機を購入した場合にはコピーキット保守契約も選ぶことが可能です。

カウンター保守契約の場合には料金は毎月印刷枚数に応じて支払うことになります。フルカラー、二色刷り、モノクロのそれぞれの印刷について一枚あたりの価格が設定されているのが一般的です。一ヶ月間にそれぞれの印刷をどれだけ行ったかに応じて料金を請求されるという仕組みになっています。

しかし、メーカーにカウンター保守契約をする場合にはそれ以外に一切の費用がかかりません。もし複合機が壊れたとしても修理費用は全てメーカーに負担してもらうことができます。トナーやドラムユニットなどの消耗品についても適宜交換してもらうことができ、一切の費用がかからないのが特徴です。

スポット保守契約を選んだときには状況が大きく異なり、いくら印刷しても料金はかかりません。しかし、トナーなどの消耗品は自分で購入することになるため、別途にランニングコストがかかることになります。スポット保守契約の場合にはメーカーに修理を依頼したときに費用を全額負担するのが基本です。

そのため、一度の修理を依頼するだけで技術料金や出張費用などがかさんでしまいます。毎月支払う料金はないという点で優れていますが、トラブルがあったときには大きな費用が発生するのがスポット契約の特徴です。

もう一つの選択肢となるコピーセット保守契約の場合には契約時に料金が発生します。トナーの購入料金になっているのが一般的であり、そのトナーを使っている限りはカウンター保守契約と同様に無料での修理を依頼することが可能です。パーツの料金もかからないのでドラムユニットが不調になったような場合でも料金が発生しないというメリットがあります。

2.販売店で保守してもらう場合

販売店で保守してもらう場合
中古複合機の場合にはメーカーで保守を受けられない場合がよくあります。以前にどのように使用されていたかがわからなかったり、激しく劣化していてすぐに修理が必要になる状況だったりすることがあるからです。

そのような場合でも販売店によっては独自に保守を行っているので、購入時に契約すれば保守を行ってもらうことができます。メーカーの場合とは異なり、販売店に保守をしてもらうときには月額で基本料金が設定されているのが一般的です。

販売店によって提供している保守契約には違いがありますが、基本的にはカウンター保守契約、スポット保守契約、コピーキット保守契約と同じシステムのものを提供しています。基本料金は内容によって違いがあるものの、カウンター保守では数千円程度、スポット保守では1万円強、コピーキット保守では3万円前後が相場です。このような基本料金がかかってしまう理由は三つあります。

一つ目は販売店が独自サービスとして行い、メーカーで保守を受けられないケースでも受けられるようにメリットを生み出しているため、その分の利益を得ようとしているからです。

二つ目として中古複合機を扱っているため、購入直後に故障が起こりやすくなっているからという点が挙げられます。その修理費用をまかなっても総じて見ると利益があるように販売店はサービスを提供しなければならないと考えているのです。

そして、三つ目として修理依頼を外部委託しているためにコストがかかっているという面があります。販売店は自社スタッフで保守をしているのではなく、メーカーなどに依頼して行っているのが一般的です。そのためには多大な費用がかかってしまいやすく、基本料金を設定しないと保守サービスを提供するのが難しいということになっています。

3.中古複合機の保守料金のまとめ

中古複合機の保守にかかる料金は契約先がメーカーか販売店かによって大きく異なります。メーカーの場合にはカウンター保守契約なら印刷枚数に応じた料金を払い、それ以外の場合には毎月かかる費用はありません。

しかし、販売店の場合には基本料金を設定していて数千円から数万円の月額料金が必要になります。中古複合機を購入するときにはメーカーから保守を受けられる機種を探すようにするとコストを大幅に下げることが可能です

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